Never Lose Your Ideas

このフレーズは、私の好きなMoleskineを買ったときに入っていたカードに書いてあった言葉です。

何かを思いついたときに、すぐにメモしておきたい。そういうことは度々あって、でも書き留めるものが周囲に何もない。これを避けるためにノートを持ち歩く。多くの人がやっていることかもしれません。

Never Lose Your Ideas. 

手書きですぐに何かに書き留める。私はそのためにポケットサイズのMoleskineのノートをPaper RepublicのGrand Voyageurに挟んで毎日使っています。

大好きなGrand Voyageurのポケットサイズ。まだ購入し手間もないのですがとても気に入っています。

作家で医師のOliver Sacksの著書が好きで、今までに何冊か読んでいます。彼はものすごいメモ魔で、どこにいても何か書き留めている写真を見たことがあります。ある時は車を止めて外に出て、ノートを車の屋根に広げてメモしていました。

時と場所を問わないということと同時に、書き留めるものは別にノートである必要もないというのが彼の特徴です。封筒であったり、滞在したホテルのメニューだったり、ナプキンであったり、とにかくなんでも手元にあるものに書いているのです。

ですから、彼はノートにこだわりがあるというよりも、書くこと、すぐに書き留めること、アイデアを決して逃がさないことに強いこだわりがある人なのです。イェローパッドのような用紙に無数のメモが残されていて、それが彼の本のベースになっています。

いろいろな人が、いろいろな方法でアイデアを書き留めているのを見るのはとても楽しい。書き留めたアイデアがどう広がっていくのか、思考がどのように深まっているのか、そういうことが伝わってくる写真を見ているととてもワクワクしてきます。

建築家の青木淳さん(青森県立美術館のデザインをした人)は、学生時代からコクヨのノートにメモをしていて、それを本にしています。積み上げられたコクヨのノートの山を見たときに、とても心を動かされました。

私はそのような一貫性はないのですが、溜まったノートを見返して新たな発見があると、嬉しくなります。