魂が震えるノートブック

世の中には文具好き、ノート好きの人がたくさんおられます。私はそうしたマニアの方たちほどではありませんが、これまで様々なノートブックや手帳を試して来ました。その度にMoleskineに帰ってきます。

 

現役の頃、手帳などあまりまともに使ったことのない私でしたが、仕事が忙しいあまり手帳やノートで自分の生活を管理しなくてはやっていけなくなりました。いろいろ試して行き着いたのがMoleskineでした。

現役時代の手帳の様子

この時はWeeklyを好んで使っていました。多くの人がMoleskineは紙質が悪いと言っています。万年筆で書くと裏抜けするというのがその理由のようです。私は万年筆を使わず、もっぱらボールペンや鉛筆なので、むしろMoleskineの紙は非常に良いと思っています。あの紙は鉛筆用だとすら思っています。

 

サイズも一応全て試してみました。

pocket、Large, XL など様々なサイズ

どれを使っていても、常に持ち歩いて頻繁に開きたい、書きたい、見返したいと思わせるノートや手帳は、私の場合Moleskine一択かもしれません。魂が震えるノートブックと言っても過言ではないのです。

 

退職した現在、予定を管理することが主目的ではなくなり(というより予定があまりない)、思いついたこと、気になることをすぐに書き留めることが中心となっています。commonplace book的な要素も重要です。ノートの使い方も随分変わって来ました。メモするたびに、何かアイデアを書くたびに魂が震えるような、そんなMoleskineです。

 

たかがノートに3000円も4000円も使うなんて馬鹿馬鹿しいと言う人もいます。年金生活者となりfixed budgetで生活する者として、確かに値段は気になるところです。でもそれだけのお金を投じても、それに見合う満足感や幸せがあるのなら、そういうノートブックを使いたい。発想が広がり、思考が深まる。そうしたことが手に入るなら他は倹約しても、ノートに投資するのは良いと思っています。